鳥取観光1泊2日モデルコース|車なしでも行けるおすすめスポット&グルメを紹介
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今回は、鳥取観光に1泊2日で訪れる際のモデルコースをご紹介。
鳥取県は山陰地方に位置し、日本海に面して東西に長い形をしています。
旅の起点となる主要空港は県の東西に2箇所あり、いずれもゆかりのあるマンガの名前が付いていることが特徴です。
この記事では、車なしでも行きやすいスポットを含めて観光・グルメ情報をピックアップしています。
鳥取観光の魅力とは?
鳥取の観光スポットとして、もっとも有名なのは日本を代表する海岸砂丘「鳥取砂丘」でしょう。鳥取砂丘は、自然の壮大な景観が楽しめるほか、さまざまな体験ができるアクティビティもあり、鳥取県を訪れたらぜひ行っておきたいスポットです。
このほかにも、日本海に面した鳥取県は透明度の高い海とリアス海岸が見どころの「浦富海岸」や、名物の「鳥取カレー」など観光・グルメの魅力がたくさんあります。これから紹介する1泊2日のモデルコースを参考に、行ってみたい場所、食べてみたいものを探してみてください。
鳥取県の主要な空港は2つ
鳥取を訪れる前の予備知識として、交通の起点となる主要な空港の場所を把握しておきましょう。
鳥取県には東西に主要な空港が2つあり、鳥取砂丘に近い東側に「鳥取空港(愛称:鳥取砂丘コナン空港)」、米子市のある西側に「米子空港(愛称:米子鬼太郎空港)」があります。どちらも鳥取にゆかりのあるマンガにちなんだ愛称が付けられており、親しみがわきます。
どちらの空港も羽田空港との直行便が1日5~6便発着しており、関東から鳥取を訪れるなら航路が便利です。
なお、1泊2日で効率的に観光スポットをまわりたい場合は、メインで行きたい場所を事前に決めておき、到着する空港を選ぶのがおすすめ。
鳥取砂丘や浦富海岸などを巡るなら鳥取砂丘コナン空港、大山や境港を観光する場合は、米子鬼太郎空港を利用するとよいでしょう。
この記事では、鳥取砂丘コナン空港、米子鬼太郎空港それぞれの発着を想定した2つのプランを紹介します。
画像引用元:米子鬼太郎空港
鳥取観光の1泊2日モデルコース【鳥取砂丘~浦富海岸編】
はじめに紹介するのは、鳥取砂丘コナン空港を利用することを想定し、鳥取砂丘や浦富海岸をメインに訪れるモデルコースです。
【1日目】鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)着
鳥取砂丘コナン空港には、東京・羽田空港から1日5便が到着しています(執筆時点)。
午前中に到着する便を利用すれば、1泊2日でも1日目のスケジュールを充実させられます。
【パターン1】車ありの場合:レンタカーを手配
観光スポット巡りを自動車で楽しみたい場合は、空港でレンタカーを借りましょう。空港には、主要なレンタカー会社のカウンターがあるほか、インターネットで事前予約もできます。
【パターン2】車なしの場合:タクシーを利用
車の運転が苦手な方は、空港からタクシーを利用しましょう。鳥取砂丘コナン空港から鳥取砂丘までは、タクシーで15分ほどです。
鳥取砂丘コナン空港のWebサイトでは、主な観光スポットへのタクシーでの所要時間と料金の目安が紹介されているので、参考にしてください。
鳥取砂丘で壮大な自然を満喫
はじめに訪れるのは、鳥取を代表する観光スポット「鳥取砂丘」です。
鳥取砂丘は南北2.4km、東西16kmもある日本を代表する海岸砂丘で、すりばち状の高低差のある地形になっています。風によって砂に筋状の模様が付く「風紋」など、自然が織りなす壮大な風景が魅力です。
砂に足がとられるため、鳥取砂丘の散策を思い切り楽しみたい方は、スニーカーなど歩きやすい靴で来るとよいでしょう。
引用元:鳥取砂丘 | とっとり旅 【公式】鳥取県観光旅行情報サイト
鳥取砂丘のおすすめスポット:山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンター
山陰海岸国立公園 鳥取砂丘ビジターセンターは鳥取砂丘の自然や歴史を解説する資料・映像を展示する施設です。
砂丘の専門家と散策できるガイドツアーの受け付けや、砂丘散策用車イスの貸し出しも行っています。足洗い場や授乳室もあり、散策中の休憩や帰る前に立ち寄ると便利です。
鳥取砂丘のおすすめアクティビティ:らくだ記念撮影・ライド体験
鳥取砂丘では、さまざまなアクティビティも提供されています。
なかでも人気なのは砂漠の雰囲気が味わえる「らくだ」との触れ合いです。鳥取砂丘でお土産店も運営する「らくだや」では、らくだとの記念撮影やライド体験を提供しています。
ランチは「砂丘センター 見晴らしの丘」で鳥取グルメを
砂丘散策で疲れたら、砂丘を見渡せる「砂丘センター 見晴らしの丘」でランチにしましょう。
見晴らしの丘と砂丘は観光リフトで行き来できます。
施設内のレストランには、新鮮な海の幸たっぷりの「海鮮丼」や「牛骨ちゃんぽん」「鳥取牛骨ラーメン」「大山鶏カレー」など鳥取名物が盛りだくさん。お土産物の売店や、砂丘と日本海が見渡せるテラスもあります。
引用元:レストラン | 鳥取砂丘 | 砂丘センター 見晴らしの丘
世界初!砂を素材にした「砂の美術館」で砂像を鑑賞
ランチでお腹いっぱいになったあとは、鳥取砂丘の近くにある「砂の美術館」で砂のアートを楽しみましょう。
「鳥取砂丘 砂の美術館」は、世界初の砂を素材にした彫刻作品を展示する美術館です。「砂で世界旅行」をテーマに、世界各地の歴史的遺産や風景を表現しており、時期によって異なるテーマで展示が行われています。
引用元:鳥取砂丘 砂の美術館
散策の疲れを温泉で癒やす!岩井温泉「岩井屋」に宿泊
砂丘エリアで自然の魅力をたっぷり味わったあとは、宿泊先に移動しましょう。
岩井温泉は、山陰最古の湯といわれる1200年以上の歴史がある温泉です。
ひしゃくで汲んだお湯をかぶる「湯かむり」という風習も伝えられています。「岩井屋」はその温泉が「日本100名湯」に選ばれた情緒ある温泉宿です。
引用元:山陰最古の湯岩井温泉 岩井屋
【2日目】山陰のジオパーク「浦富海岸」で絶景を楽しむ
浦富(うらどめ)海岸は、日本海の荒波に浸食された海食地形が見どころの海岸です。
このエリアは、ユネスコが認定する世界ジオパークのひとつ「山陰海岸ジオパーク」に含まれており、迫力ある地形から自然の力や歴史の流れを感じられます。
観光に訪れた際は、遊歩道から景色を眺めるほか、シュノーケリングなどのマリンアクティビティで透明度の高い海を楽しむこともできます。
浦富海岸のおすすめアクティビティ:浦富海岸島めぐり遊覧船
浦富海岸のダイナミックな景観を思い切り楽しむなら「浦富海岸島めぐり遊覧船」がおすすめです。島々の間を遊覧船で巡りながら「山陰の松島」とも呼ばれる美しい景観を堪能できます。
海を見ながら食べられる「アル マーレ」でランチ
地中海をイメージしたイタリアンレストラン「アル マーレ(AL MARE)」は、開放的な雰囲気の中、美しい海を眺めながら食事ができます。潮風を感じながら、旅の思い出を語り合いましょう。
引用元:アルマーレ(AL MARE)
鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)に戻り、帰路へ
ランチのあとは、鳥取砂丘コナン空港に戻ります。浦富海岸から空港まではタクシーで35分ほどです。
空港でお土産を買って、楽しかった1泊2日の旅を締めくくりましょう。
お土産に空港で買えるご当地グルメ「鯖寿司」
空港では、鳥取グルメのお土産選びはいかがですか?
「吾左衛門鮓(ござえもんすし)」と呼ばれる鯖寿司は、鳥取のご当地名物として有名です。老舗店の「吾左衛門鮓の米吾」は鳥取砂丘コナン空港にも出店しています。
鳥取観光の1泊2日モデルコース【大山~境港編】
2つめに紹介するのは、米子鬼太郎空港を利用することを想定し、大山~境港エリアを巡るモデルコースです。
【1日目】米子鬼太郎空港着
米子鬼太郎空港には、東京・羽田空港から1日6便が到着しています(執筆時点)。1泊2日の旅であれば、午前中に到着する便を利用すると、充実したスケジュールが組めるでしょう。
【パターン1】車ありの場合:レンタカーを手配
米子鬼太郎空港からの移動は自動車があると便利です。空港にはレンタカー各社のカウンターがあるため、空港からレンタカーを借りましょう。
【パターン2】車なしの場合:タクシーを利用
空港から米子駅まで移動し、電車を利用する方法もありますが、訪問先の最寄り駅からも車での移動が必要になるため、空港からタクシーでの移動がおすすめです。
空港からタクシーに乗る場合は、事前に予約しておくとスムーズです。
中国地方最高峰のパノラマを堪能「大山桝水高原」へ
大山桝水高原(だいせんますみずこうげん)は、中国地方最高峰を誇る大山(標高1729m)の西側に広がる高原です。
春はハイキング、夏は花火、秋は紅葉、冬はスキーなど四季を通して楽しめるエリアで、さまざまなイベントも開催されています。
引用元:【恋人の聖地】大山桝水高原・天空リフト | 鳥取県伯耆町観光サイト
大山桝水高原のおすすめアクティビティ:天空リフト
大山桝水高原の人気アクティビティ「天空リフト」は、大山の大パノラマを堪能できる観光リフトです。山頂の展望台まで優雅な空中散歩を楽しめます。
「大山まきばみるくの里」でランチ
大山まきばみるくの里は、大山の大自然に囲まれた牧場(大山乳業)が直営するレストランやお土産店を併設した施設です。
大人気のソフトクリームは1日4500本を売り上げるという大山の名物スイーツ。
レストランでは、乳製品をたっぷり使ったメニューや鳥取県産牛肉を使ったステーキ、バーベキューが楽しめます。
引用元:大山まきばみるくの里|白バラ牛乳や乳製品|ソフトクリーム|大山乳業
皆生温泉「皆生グランドホテル 天水」に宿泊
宿泊は、米子市の北側、弓ケ浜の皆生(かいけ)海岸に面する皆生温泉はいかがでしょうか。
海辺にいくつかの宿泊施設が立ち並び、どの施設も大山や日本海の景色を楽しみながら滞在できます。そのなかでも「皆生グランドホテル 天水」は温泉と料理が自慢の宿です。名産のズワイガニを味わえるプランもあります。
【2日目】「水木しげるロード」で妖怪の世界観を楽しむ
2日目は、マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者であり、境港市で育った漫画家・水木しげるさんの名前を冠した「水木しげるロード」を散策してみましょう。
境港駅から「水木しげる記念館(休館中)」まで続く通りには、177体もの妖怪のブロンズ像が飾られており、ユーモアあふれる妖怪の表情を楽しめます。
水木しげるロードのおすすめスポット:妖怪食品研究所
妖怪食品研究所は、水木しげるロードの終点「水木しげる記念館」の近くにある和菓子店です。
「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター「目玉おやじ」をモチーフにした和菓子「妖菓 目玉おやじ」が人気を集めています。
境港水産物直売センターで新鮮な魚介を購入
境港水産物直売センターは、境港駅から徒歩20分ほどのところにある水産物直売センターです。
水木しげるロードの散策後にも立ち寄りやすく、境港の旬の海産物を購入できます。
鮮魚だけでなく、かまぼこ・干物などの加工品や菓子類も購入できるため、お土産探しにぴったりです。
センターのなかには食事処もあるため、帰りの便が午後の場合はランチにもおすすめです。
引用元:松葉がに・紅ずわいがに・本まぐろ【境港水産物直売センター】
米子鬼太郎空港に戻り、帰路へ
境港で新鮮な魚介を楽しんだあとは、米子鬼太郎空港へ戻り、帰路につきます。境港の駅から米子鬼太郎空港まではタクシーで10分ほどです。
搭乗まで時間があれば、「鳥取といえば」思い出される有名なコーヒー店で休憩してみてはいかがでしょうか。
米子空港のおすすめスポット:すなば珈琲米子空港店
米子鬼太郎空港内には、県知事の「鳥取には、スタバはないけど、日本一のスナバがある」の名言とともに有名になった「すなば珈琲」が出店しています。
看板メニューである「サイフォン式砂焼きコーヒー」を飲みながら、旅の思い出を語らいましょう。
まとめ:1泊2日ならエリアを決めて観光スポットを楽しもう!
この記事では、1泊2日の鳥取観光におすすめする2つのモデルコースをご紹介しました。
短い期間で有名な観光スポットもグルメも楽しみたい場合、この記事でご紹介したように、はじめにメインとなるエリアを決めて利用する空港を選択すると充実した日程を組めるでしょう。
「いろいろなエリアを周りたい」「1泊2日では足りない」という方には、ウィークリーマンション・マンスリーマンションの利用もおすすめ。
山陰マンスリードットコムでは、鳥取旅行の宿泊先として活用できるウィークリーマンション・マンスリーマンションをご紹介しています。
宿泊費用を抑えながら、少し長めに滞在し、鳥取の魅力を満喫するのもよいのではないでしょうか。
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